タバコと認知症との関連(2025年ノルウェーの疫学データ)
こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。
今日は午前午後ともいつも通りの診療になります。
それでは今日の話題です。
今日はこちら。

BMC Public Health誌に2025年12月16日付で掲載された、
喫煙と認知症との関係についての論文です。
以前は喫煙者は認知症になり難い、
というような説もありましたが、
最近の報告では、
喫煙が認知症のリスクを高める、
という点についてはデータはほぼ一致しています。
ただ、認知症の種類によって喫煙のリスクに差があるのか、
というような点については、
まだ一致した結論には到っていません。
今回の研究はノルウェーにおける大規模な健康調査のデータを活用して、
喫煙と認知症リスクとの関連を検証しているものです。
対象は登録時に平均年齢56.3歳の一般住民8532名で、
約20年という長期の経過観察が施行されています。
登録時にそのうちの21%に当たる1775名が喫煙者で、
34%に当たる2934名が過去の喫煙者でした。
観察期間における認知症発症リスクは、
非喫煙者と比較して喫煙者では31%(95%CI:1.12から1.52)、
有意に増加していました。
ここで観察時点で85歳未満の女性では、
喫煙者の認知症リスクは54%(95%CI:1.20から1.98)、
85歳未満の男性では36%(95%CI:1.01から1.82)、
いずれも有意に増加していました。
その一方で85歳以上のみでの解析では、
喫煙と認知症との関連は認められませんでした。
喫煙と認知症リスクとの関連は、
脳血管性認知症リスクと関連する一方で、
アルツハイマー型認知症リスクとは関連せず、
過去の喫煙者と認知症リスクとの関連も認められませんでした。
このように今回のデータにおいては、
喫煙は血管性認知症のリスクを主に高めることにより、
認知症リスクの増加に繋がっていました。
喫煙による認知症リスクの増加は、
心血管疾患リスク増加の1つの現れと、
そう考えるのが妥当であるようです。
それでは今日はこのくらいで。
今日が皆さんにとっていい日でありますように。
石原がお送りしました。
北品川藤クリニックの石原です。
今日は午前午後ともいつも通りの診療になります。
それでは今日の話題です。
今日はこちら。
BMC Public Health誌に2025年12月16日付で掲載された、
喫煙と認知症との関係についての論文です。
以前は喫煙者は認知症になり難い、
というような説もありましたが、
最近の報告では、
喫煙が認知症のリスクを高める、
という点についてはデータはほぼ一致しています。
ただ、認知症の種類によって喫煙のリスクに差があるのか、
というような点については、
まだ一致した結論には到っていません。
今回の研究はノルウェーにおける大規模な健康調査のデータを活用して、
喫煙と認知症リスクとの関連を検証しているものです。
対象は登録時に平均年齢56.3歳の一般住民8532名で、
約20年という長期の経過観察が施行されています。
登録時にそのうちの21%に当たる1775名が喫煙者で、
34%に当たる2934名が過去の喫煙者でした。
観察期間における認知症発症リスクは、
非喫煙者と比較して喫煙者では31%(95%CI:1.12から1.52)、
有意に増加していました。
ここで観察時点で85歳未満の女性では、
喫煙者の認知症リスクは54%(95%CI:1.20から1.98)、
85歳未満の男性では36%(95%CI:1.01から1.82)、
いずれも有意に増加していました。
その一方で85歳以上のみでの解析では、
喫煙と認知症との関連は認められませんでした。
喫煙と認知症リスクとの関連は、
脳血管性認知症リスクと関連する一方で、
アルツハイマー型認知症リスクとは関連せず、
過去の喫煙者と認知症リスクとの関連も認められませんでした。
このように今回のデータにおいては、
喫煙は血管性認知症のリスクを主に高めることにより、
認知症リスクの増加に繋がっていました。
喫煙による認知症リスクの増加は、
心血管疾患リスク増加の1つの現れと、
そう考えるのが妥当であるようです。
それでは今日はこのくらいで。
今日が皆さんにとっていい日でありますように。
石原がお送りしました。
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