葛井寺千手観音坐像

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
藤井寺1.jpg
大阪の藤井寺市にある葛井寺(ふじいでら)のご本尊、
奈良時代の千手観音様の御開帳に先日足を運びました。

こちらは千手観音の仏像の中で、
最も古いと想定されるもので、
奈良時代の千手観音像としては、
唐招提寺の金堂像と双璧です。
唐招提寺像は立像で、
葛井寺像は坐像という違いはあるものの、
千本の手が全て表現された造形美や、
その幽玄な御姿は、
一致する点も多くある仏像です。

唐招提寺像は通年拝観が可能ですが、
お堂の外から網越しの拝観というストレスがあります。
葛井寺は毎月18日のみ限定で開扉されるため、
長く拝観する機会がありませんでした。

それが2018年に仁和寺関連の大規模な展覧会が、
東京国立博物館であり、
その時にこの千手観音様もお出ましになりました。

展覧会は見どころ満載の超素晴らしいものでしたし、
千手観音様は間近で360度拝観可能という、
抜群の拝観環境で、
とてもとても素晴らしく感銘を受けました。

今回ご本尊開眼1300年と、大阪万博との絡みもあり、
特別開扉がゴールデンウィーク前後で行われたので、
これは一度是非行かなければと、
大阪まで出かけました。

江戸時代の阿弥陀二十五菩薩堂落慶と兼ねたもので、
両者を併せて拝観料は2000円という、
かなり高額な設定でした。

正直かなりストレスの掛かる御開帳で、
確かに大きな厨子の扉は開かれているのですが、
お像が横幅のある非常に大きなものなので、
全体像をしっかり見ることは出来ません。
更には厨子の前にお供物など、
色々なものが置かれた壇があり、
正面から近い距離で仏様を拝観する、
という環境ではありませんでした。

2018年に東京国立博物館で、
この仏様の素晴らしさは充分に知っていたので、
それを確認することは出来たのですが、
正直もし今回のお堂での拝観だけであれば、
とてもその素晴らしさを感じることは、
出来なかったと思いました。

そんな訳で葛井寺の御開帳は、
御開帳マニアとしてはあまりお勧めは出来ません。
無料の御開帳であれば仕方のないことですが、
高額の拝観料を設定しておいて、
これはないように思います。

拝観ご希望の方は、
その点を事前に確認の上、
過度なご期待は持たずに、
行かれるのが吉だと思います。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。

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