「異端者の家」

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。
今日はこちら。
異端者の家.jpg
A24が製作したホラー映画ですが、
モルモン教徒の若いシスター2人が、
宗教研究に取り憑かれた、
ヒュー・グラント扮する怪しい男の家を訪問したところから、
悪夢的な世界に巻き込まれる、
という物語です。

多くのホラー映画を作り続けて来たスタッフが、
あの手この手で作り上げたと言う感じの、
職人芸的な作品で、
基本ラインは「悪魔のいけにえ」辺りから、
そう変わっていないのですが、
今回は宗教談義が延々と繰り広げられる、
という特殊性があります。

途中で2つの扉のどちらかを、
主人公達が選ばされたりするので、
これはそういうゲーム的趣向なのかしらと思うと、
然程そうした知的ゲーム的な感じにはならず、
地下室にとてつもない秘密が隠されているのかと思うと、
これも然程のことでもなく、
2人の主人公のシスターの過去や関係性などが、
サイコスリラー的に絡まるのかと思うと、
これも然程そうはならないので、
やや肩透かしの感じは否めません。

ただ、A24製作のホラーは、
アリ・アスターみたいな天才が関われば、
また少し違うのですが、
概ねこうした感じの水準作が多いな、
という印象で、
今回もそこそこ楽しめる、
という水準に留まっていたように思います。

所謂ジャンル物の枠をはみ出した作品ではないので、
ホラー好きの方は観て損はないように思いますが、
それ以外の方にはあまりお勧めは出来ないように感じました。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。

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