2024年に観た映画を振り返る

あけましておめでとうございます。
北品川藤クリニックの石原です。

クリニックは年末年始の休診期間中です。

今日は昨年観た映画を振り返ります。
昨年映画館で観た映画がこちらです。

1.ゴールデンカムイ
2.哀れなるものたち
3.夜明けのすべて
4.サイレント・ラブ
5.ボーはおそれている
6.マッチング
7.落下の解剖学
8. セッション(リバイバル)
9. デューン 砂の惑星 PART2
10.52ヘルツのクジラたち
11.ドッグマン
12.オッペンハイマー
13.変な家
14.メメント(リバイバル)
15. 異人たち
16.陰陽師0
17.悪は存在しない
18. ブルックリンでオペラを
19.ミッシング
20.関心領域
21.マッドマックス:フュリオサ
22.あんのこと
23.蛇の道(2024年版)
24.ウォッチャーズ
25.ルックバック
26.青春18×18
27.キングダム 大将軍の帰還
28.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
29.Chime
30. 箱男
31.ラストマイル
32.侍タイムスリッパー
33.あの人が消えた
34.夏目アラタの結婚
35.Cloud
36.憐れみの3章
37.ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ
38.室井慎次 敗れざる者
39.室井慎次 生き続ける者
40. ヴェノム:ザ・ラストダンス
41. グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
42. 十一人の賊軍
43. 花嫁はどこへ?
44. 正体

以上の44本です。
今年はあれやこれやでせわしなく、
映画を観る本数はかなり減りました。

良かった3本を洋画と邦画とに分けて、
エントリーしてみます。
2024年に公開された新作に限っています。

それではまず洋画編です。

①花嫁はどこへ?
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2024-12-31-1
今年一番ほっこりとして楽しめた映画で、
映画ってこのくらいで丁度良いよね、
と心から思えた愛すべき1本でした。

②憐れみの3章
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2024-09-29
今年大活躍の鬼才ヨルゴス・ランティモス監督ですが、
「哀れなるものたち」より、
個人的にはこちらの方が好みです。
かなり病的で退廃的な世界ですが、
如何にもヨーロッパ的な豊穣なディテールが魅力でした。

③オッペンハイマー
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2024-03-30-1
2024年日本公開の洋画の中では、
最も注目を集めた1本で、
僕自身もワクワクしながら映画館に足を運びました。
壮大な作品で映像の緻密さはさすがノーランという感じでしたが、
正直ノーラン監督の歴史ものは、
あまり好みではないことを実感した作品でもありました。
「インターステラー」みたいな新作希望。

それでは次は日本映画のベスト3です。
2024年はもう明らかに、
公開される映画は邦画が主体になっていました。

①ルックバック
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2024-07-14-1
2024年に最も感銘を受けた1本で、
創作の孤独とかけがえのない友情が、
技巧を駆使した振幅の大きなアニメ表現で、
見事に描出されていました。

②ミッシング
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2024-05-25
吉田恵嗣監督の意欲的な新作で、
石原さとみさんの体当たり的演技も話題となりました。
今の時代ならではの社会性の強い家族劇で、
ラストはまだ迷いが感じられましたが、
現実が虚構化されてゆく中段の展開にはしびれました。

③ラストマイル
https://rokushin.blog.ss-blog.jp/2024-09-16-2
2つのテレビドラマが共有する世界から生まれた映画ですが、
それが現実に拮抗する世界の重厚さを感じさせ、
世界的な企業の非人間的なシステムを描くという、
挑戦的なテーマに説得力を与えていました。
満島ひかりさんの見事な芝居も良かったですし、
単なるテレビ発の娯楽作を超えて、
今年を代表する映画の1本になっていたと思います。

今年はもう少し沢山の映画を観たいと思いますし、
また良い作品に出逢えればと思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。

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